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任意整理後の再和解について
2012年04月05日(木) 参考になった(3458)

投稿者:司法書士 徳永 諭(アヴァンス法務事務所 大阪北浜オフィス)
コラム
最近、任意整理した後に返済が再び困難となったがどうしたらいいか、と言った質問が増えてきました。
任意整理をした当初は問題なかったとしても、任意整理の分割返済の期間は3〜5年が一般的ですので、思いもよらない事情により返済が困難になることもありえます。
この不況の時代、いつ何時、そのようなことが自分の身に降りかかるか分かりません。

任意整理をした後に、返済が滞るとどうなるのでしょうか?
一般的に、任意整理の和解時には「●回以上返済を怠った場合は、期限の利益を喪失して、残債務を一括して返済する」といった条項が定められています。
債権者が債務者に対し、「分割支払でいいですよ」と認めることを「期限の利益の付与」といいます。債務者は、期限の利益を付与されることにより、一括返済をせずにすむメリットが得られます。
しかし、上記の条項がある場合は、一定回数以上、分割支払が滞ったときには、期限の利益(=分割支払のメリット)が失われ、債権者に一括返済を求める権利が発生することになります。それが「期限の利益の喪失」と呼ばれているものです。
「期限の利益の喪失」が起こると、債権者は一括返済を求めることになりますが、多くの場合、一括返済をすることは困難です。そうすると、最終的には、債権者から訴訟提起がなされ、財産の差し押さえがなされることにもなりかねません。
(なお、期限の利益については、お金を借りたときの契約書にも記載されています。)

ところで、多くの弁護士・司法書士は、和解をすると、契約を終了します。
つまり、その後の連絡は、貸金業者と直接のやり取りをしなければならなくなるのです。
当然、遅れたときの督促も貸金業者から直接かかってきます。
しかし、上記で述べたように、債権者から一括返済を求められてしまうと、もはや返済は出来ないこととなってしまいます。

任意整理後、再び返済が困難になった場合には、自己破産などの法的整理が望ましいと言われています。しかし、返済がかなり進んでおり、完済まであと少し・・・と言った場合や、一時的に収入が落ち込んだ場合などには、再度の任意整理(再和解)が望ましいこともあるのです。
このような相談は、徐々に増えてきており、これから更に増えてくるものと思われます。
債務整理を依頼するときは、和解をしたら契約終了ではなく、問題解決まで二人三脚で粘り強く取り組んでくれるかどうかを確認しておくと良いでしょう。

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