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自己破産をしても免除されない借金ってあるの?
2011年10月13日(木) 参考になった(3683)

投稿者:小林 信之介(司法書士法人リーガルハンズ)
コラム
■自己破産とは、借金が帳消しになる制度
自己破産とは、簡単に言ってしまうと、99万円以下の現金、20万円以下の財産を失う代わりに、借金が帳消しになる制度のことをいいます。
したがって、消費者金融から借りているお金も、銀行から借りている住宅ローンも、知人から借りているお金も、帳消しになります。
では、あらゆる借金(債務)が帳消しになるのでしょうか?

■すべての借金が帳消しになる?
結論からいうと、あらゆる借金(債務)が帳消しになるわけではありません。
一部の債務が帳消しにはなりません。
このような帳消しにならない債務のことを、「非免責債権(ひめんせきさいけん)」といいます。
非免責債権の代表例には、次のようなものがあります。

■税金や社会保険料
自己破産をしても帳消しにならないものとして、税金があげられます。
具体的には、所得税、住民税、固定資産税、自動車税などです。
税金の他にも、国民健康保険、国民年金保険料などの社会保険料も帳消しになりません。

■悪意で加えた不法行為の損害賠償請求権
法律用語で「悪意」のことを、「知っている」という意味の“故意”として使われることがあります。
しかし、ここでいう「悪意」とは、「知っている」という意味の“故意”ではありません。
「知っている」という意味の“故意”より、積極的な害意という意味での「悪意」であると考えられています。
具体例としては、人からお金をだまし取った場合、暴力で人を傷つけた場合、人を殺した場合などの「悪意」をいいます。
この悪意で加えた不法行為の損害賠償請求権は、自己破産をしたからといって債務が帳消しになるわけではありません。
なお、損害賠償請求権とは、治療費を支払ってもらう権利、慰謝料を支払ってもらう権利、違法な行為によって将来得られるはずだった利益を含めた損害を支払ってもらう権利、などのことをいいます。

■故意、重大な過失で加えた、人の生命や身体を害する不法行為の損害賠償請求権
これは、「故意又は重大な過失により加えた人の生命又は身体を害する不法行為」であって、「悪意で加えた不法行為」ではない損害賠償請求権になります。
具体例としては、車の居眠り運転をして交通事故を起こした場合の損害賠償請求権が挙げられます。

■親族関係に関する請求権
具体的には、?、夫婦間の協力および扶助の義務、?婚姻費用分担義務、?、子の監護に関する義務、?、扶養義務、?、?〜?の義務に類する義務であって契約に基づくものにかかる請求権になります。
したがって、例えば、自己破産をしたからといって、養育費の支払い義務が消えるわけではありません。

■上記の他の帳消しにならない債務
上記の他にも、自己破産をしたからといって、帳消しにならない債務があります。
破産法235条に定めがあります。
ご不明な点があれば、司法書士や弁護士の専門家にご相談ください。

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